水を張らない田んぼ
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授業対象=中学生
実施=2025年7月実施予定


2023.6.7


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全体像


教材


@ 農林水産省の試算によると、コメなどを生産する(個人や団体の)数は、2020年の60万から2030年には27万と、半分以下に減る見通しです。そういう中にあって、「水を張らない田んぼ」に直接種をまき、液体肥料を使う方法でコメづくりが行われています。埼玉県杉戸町の農業法人(従業員5人)では、2024年から、この方法でコメ作りを始めています。

A 代表の山ア能央さんは、「これまでは40年以上、田んぼに水を張っていました。通常、水田で稲を育てる場合、土をおこして水を張って平らにし、育てた苗で田植えをする必要があります。それに対して乾いた田んぼの場合は、耕した土に直接種をまきます。」 山アさんの田んぼでは、4月〜7月の繁忙期(忙しい時期)の労働時間を7割も減らせたといいます。これまで乾いた田んぼでの課題は、養分が不足し生育が悪いことでした。この課題を克服できたのは、ビール酵母を活用した液体の肥料です。

B この肥料は、ビールを醸造するときの副産物を活用しています。この肥料を種に吹きかけると稲が病気に感染したと勘違いし、養分をたくさん吸収しようと細かい根を張りめぐらします。これによって、肥料を使わなかった場合に比べ育ちが良くなるとのことです。山アさんによると、炊きあがったごはんは「非常にお米がきれいで、粒が大きい」とのことです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ