@ トヨタ自動車は水素で走る車「燃料電池車(FCV)」を開発し、実際に「ミライ」という乗用車が走っています。ただ、ガソリンスタンドが約28,000カ所に比べて、(燃料を充填する)水素ステーションはわずか181カ所です。そのため、国内のFCVの導入台数は7,755台で、普及していません。
A ところで、この「FCV」の仕組みを発展させて、トヨタは「水で走る車」を開発しています。燃料はの水です。電気分解によって、水から水素と酸素が発生します。水素は燃料としてエンジンに送られ、酸素は水素を燃焼させるときに利用します。従来のFCVとは異なり、トヨタの新技術は、外部からの水素供給が不要です。つまり「水」さえあれば車を走らせることが出来るのです。
B このエンジンは二酸化炭素を排出しません、排出物は水だけです。しかも、トヨタの水エンジンは、水1リットルで約20キロメートル走行できます。トヨタは今後数年以内にこの技術を実用化するとしています。これが実用化すれば、石油が不要になります。高額でなかなか将来が見通せない「(太陽光発電・風力発電など)再生可能エネルギー」も必要なくなります。エネルギー源は「水道水」のみです。水道水で家庭の電力がまかなえます。この革新的な技術が、人間の未来をどのように変えていくのか、今後の展開が世界中から注目されています。。