25%の追加関税!
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授業対象=中学生
実施=2025年5月実施予定


2025.4.3


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全体像


教材


@ 4月3日、トランプ政権は、「輸入自動車に25%の追加関税を課す」措置をスタートしました。関税とは、輸入品に課される税のことです。これまで日本の場合、乗用車が2.5%、トラックが25%の関税がかかっていました。今回25%が上乗せされたので乗用車は27.5%、トラックは最大50%となります。トランプ大統領は、「アメリカでは自動車産業をはじめ、人件費が安いメキシコなどに工場を移す動きが広がり、国内の雇用が失われてきた。」と主張しています。追加関税によって、海外からの自動車の輸入を減らすとともに、アメリカでの生産と販売台数を増やそうというねらいがあります。

A 自動車は、日本経済を支えてきた基幹産業です。日本にとって、アメリカへの輸出額の実に3割が自動車です。今回の関税引き上げによって(アメリカでの販売価格が高くなる)日本の自動車は、現地での販売が落ち込みます。日本経済へ多大な悪影響が出ると予想されます。ちなみに、かけられた関税は現地アメリカの輸入業者が、アメリカ政府に支払います。アメリカ政府は税収が増えます。

B 自動車メーカー各社は、対策を検討しています。たとえば「関税を回避するため、自動車の現地生産を増やすこと」です。しかし、直ちに増産の対応をとることは難しい状況です。このため生産コストの削減を進めることで、影響を抑えようとしています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ