地面を掘り進む
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授業対象=中学生
実施=2025年5月実施予定


2025.4.3


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全体像


教材


@ 私たちの足元にある地面には、土壌と呼ばれる風化した岩石が細かい粒子となって堆積して(積み重なって)います。厚さは、数p〜数mです。土壌は生物の死骸(死体)や排泄物(糞や尿)などの有機物(炭素を含む物質)を含み、微生物がすみつき、植物に栄養を供給して(与えて)います。

A この土壌を掘りすすむと、やがて硬い「岩石層」に到達します。これが「地殻」です。地殻の厚さは約30Kmあります。月まで到達できた人類ですが、ボーリングで到達した最深記録は地下12Kmです。その場所は、ロシアのコラ半島。1970年に掘り始めて、じつに20年ほどかけて12Kmに達しました。しかし、掘削(掘り進む)はここで行き詰まりました。原因は高温です。

B 地球の内部は、掘り進むほど高温になります。だいたい1Km掘り進むごとに、30℃上昇します。高温になると、掘削をおこなうドリルが使い物にならなくなってしまいます。ドリルの先端の刃の部分には、ダイヤモンドを使っています。ダイヤモンドは人類が知るもっとも硬い物質ですが、じつは熱に弱いのです。ダイヤモンドを高温にすると「鉛筆の芯」になります。ダイヤモンドを使わない何か別の方法を発明しない限り、地下12Km以上掘り進むことは出来ないのです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ