@ 大谷選手(30歳・193p)は肘の手術のため、今シーズンは「バッター大谷」に専念しました。「ピッチャー大谷」の穴を埋め、チームの勝利に貢献するには自分に何ができるか、大谷選手は開幕前からひたすら追い求めました。キャンプでは盗塁のスタートのフォームをミリ単位で調整し、スプリントの加速力を鍛えてきました。そして、持ち前の長打力に加え盗塁という強みを手に入れた大谷選手は、着実に数字を積み重ねていきました。
A 特にレギュラーシーズン最後の10試合で、43打数27安打(打率6割2分8厘)、ホームラン6本、20打点という驚異的な成績を残しました。これほどの成績を残しながらも「個人の数字はあまり関心がありません」とチームの勝利を追求し続けてきた大谷選手でした。
B その結果、打率 3割1分(リーグ2位、1位とわずか4厘差)、ホームラン
54本(リーグ1位)、打点 130(リーグ1位)、盗塁 59(リーグ2位、成功率実に94%)、得点
134(リーグ1位)など、歴史に残る記録を数多く残しました。今シーズンが始まる前、「手術後の身体で大丈夫か?」「移籍1年目からチームを引っ張る活躍ができるのか?」という周りの声を、バッターとしての圧倒的な成績でかき消して見せた今シーズンでした。