@ 2024年12月13日に東京の有明アリーナで、プロボクシングバンタム級の3団体統一チャンピオン、井上尚弥選手(29歳)が「4団体王座統一」をかけて対戦します。相手は、WBO=世界ボクシング機構のチャンピオン、イギリスのポール・バトラー選手(33歳)です。
A 井上選手は2014年、19歳でプロデビューして破壊力のあるパンチを持ち味に勝利を重ねました。プロ6戦目で世界チャンピオンになり、プロでの通算成績は23戦負けなし。その強さからついた異名は「モンスター」です。井上選手は「強い相手としか戦わない」という方針を掲げています。「実力が自分より強い選手と試合をすることが、自分自身の成長に大切なことだ」という信念を持っているからだそうです。
B 試合前日の恐怖にどう向き合っているか尋ねると、「やることはすべてやってきました。もし負けたら『自分より相手が強いだけ』というぐらい頑張ってきました。例え負けても悔やむ気持ちにならないように一日一日、トレーニングをしっかりやってきたつもりです。」とのこと。また、ボクシング人生での理想を尋ねると、「ボクシングを引退する時に、小学1年生からやってきたボクシングを『やってきてよかった』と思えるような終わりにしたいなと思っています。」と語っています。