@ トンボは田んぼで生まれて、田んぼ育ち、田んぼを中心に飛ぶから「飛ぶ田んぼ」、それが変化して「トンボ」と呼ばれるようになりました。トンボは「田んぼ」と関わりが大きい生き物なのです。
A トンボは、日本にはおよそ200種類います。日本はトンボの宝庫(=たくさん棲んでいる所)です。日本は昔から、「秋津島瑞穂の国(あきつしまみずほのくに)」という言葉があります。この「秋津」とは赤トンボのこと、「瑞穂の国」は日本のことで、「トンボが豊富な島で、みずみずしい稲穂の国」という意味です。赤トンボは、日本で稲作が広がるにつれて数が増えてきたトンボです。
B トンボは、空中で静止(=ホバリング)しり、猛スピード(=車のスピード)で飛んだりします。飛びながらハエや蚊など昆虫を見つけては、パクパク食べます。クモを食べたり、害虫のウンカも食べたりしてくれるので農家にとって強い味方です。