学校統合
学校の適正規模(bP)

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授業対象=中学生
実施=2024年7月実施


2024.6.23


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像飯南町では答申を受けて
出来るだけ早い時期に
2つの中学校を1つに統合する
という方針で行政が動いています。

そういう中にあって
中学生を対象として
O教育長さんと合同で
「要約学習」の授業を実施することになりました。

授業最初の20分間は
準備した4教材を使っての学習です。



全体像


教材


@ 学校統合の基準は、当時の文部省が1956年通知で定めたものです。それによると、「小規模学校を統合する場合の規模は、概ね12〜18学級を標準とする。」、「通学距離は小学校4q、中学校6q以内とする。」としています。ところが学校規模を重視するあまり、無理な学校統合が全国各地で行われ、地域住民との間に争いや対立を生じたり、通学上さまざまな問題が起こったりしました。

A そこで、1973年に学校の統合について軌道修正する通知が出されました。それによると「総合的に判断した場合、なお小規模学校として存続する方が好ましい場合もあることに留意すること。」とし、「学校の持つ地域的意義等も考え、十分に地域住民の理解と協力を得て行うよう努めること。」などが示されています。

B その後、少子化が全国各地で進み、文部科学省は2015年、「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引」を策定しました。基準を見直すのは約60年ぶりで、主なポイントは次の点です。「学校規模の適正化として、クラス替えができるかどうかを判断基準としている。」したがって、「小学校では6学級以下、中学校では3学級以下の学校については、速やかに統廃合の適否を検討する必要がある。」また、「通学距離については従来どおりとするが、スクールバスの導入などで交通手段が確保できる場合は『おおむね1時間以内』を目安とする。」という基準を加えています。

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補足説明

 地域で「学校規模の適正化」を考える際には、

▼ 「教育的観点から望ましい学校規模」について中教審で結論が出ていないこと

▼ 標準規模(12〜18学級)については中教審で疑問が出されていること

▼ 学校規模の適正化・適正配置については市町村の判断とされていること

以上を踏まえることが重要です。








合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ





この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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