入島税
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授業対象=中学生
実施=2024年5月実施


2024.4.4


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全体像


教材


@ 広島県 廿日市市は去年4月1日から、世界遺産「厳島神社」がある宮島を訪れる観光客らを対象にフェリー1往復につき1人100円の入島税「宮島訪問税」を徴収しています。観光客が増えて地域住民の生活に悪影響を及ぼす「オーバーツーリズム」(観光公害)への対応からスタートしました。ただし、島民や修学旅行生は対象外としています。対象は小学生以上の観光客です。

A 廿日市市は年間2億5000万円の税収を見込んでおり、深刻化するごみ処理対策や、不足する公衆トイレの増設などに使われています。住民約1,400人の宮島に、コロナ禍前の2019年には過去最多の465万人が訪れていました。観光客数が増えても、廿日市市に国から配分される交付税は増えません。市は宮島の観光地整備などに年間約3億円を投入しており、松本太郎市長は「持続可能な観光地域づくりの財源として有効に活用する。」と負担への理解を求めています。

B 先行事例として、沖縄県の離島4村で2005年から「環境協力税」の名称で入島税が導入しています。佐渡島(金山)や奄美大島などででは、導入を検討中です。塚本正文教授(大東文化大学)は「増大する観光客への公共サービスを小さな島の住民だけで負担するのは無理がある。入島税を導入する場合、疑問・不満を抱かれないように使い道を丁寧に知らせることが重要だ」と指摘しています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ





この教材を使った学習
20〜25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化
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