月の裏側
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授業対象=中学生
実施=2024年5月実施


2024.4.4


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全体像


教材


@ 月をよく観察すると、暗いシミのような部分が見えます。日本では、ウサギがモチつきをしているように見える、と昔から言われてきました。この暗い部分は、月を覆う地殻(月の一番上の地面)が特に薄い部分です。もし月に水があったら、海の底になっている場所です。

A 不思議ですね、月はいつも表側を地球に向けています。そのため、私たちは月の裏側を見ることはできません。月の裏側は、表側とは様子がぜんぜん違います。月の裏側は海の底になるような地殻の薄い部分がほとんどなく、表側にくらべると全体的に地殻が厚くなっています。どうして月の裏側は、月の表側より地殻が厚いのでしょうか?

B 大昔、生まれてまもない地球に大きな天体がぶつかりました。ぶつかったときに地球や天体の破片が宇宙に飛び散り、それらが集まって月ができたとされています。このとき地球は、火の玉のようにとても熱くなっていました。月も生まれたての時はとても熱くて、岩石や金属などがどろどろに溶けた状態でした。その後、月はゆっくりと冷えていきました。しかし、表側だけは地球からの熱に照らされて熱いままでした。一方で、月の裏側はどんどん冷えていきました。物質はより冷たい方へ集まる性質があるため、月の裏側にはたくさんの物質が集まっていきました。そのうち岩石や金属は冷えて固まり、表側よりも分厚い地殻ができあがったというわけです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ





この教材を使った学習
20〜25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化
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