@ 車はガソリンを入れて走ります。パソコンは電気を使って動きます。人間は、どうでしょう。人間は、食事をすることによってエネルギーを取り入れています。ですから、食事は人間にとって極めて大切なものです。食事の中には、主食・主菜・副菜などがあります。主食はパンやご飯、主菜はおかず、副菜はサラダなどのことです。主食であるパンやご飯は、食事の中でも特に重要な存在です。
A みなさんの中には、ご飯が好きな人もパンが好きな人もいるでしょう。では、ご飯とパン、いったいどちらが主食に適しているのでしょうか。まずは、パンのよいところを考えてみましょう。パンはサンドイッチやハンバーガーなどにすると、主食も主菜も副菜も全部一度に摂ることができ、急いでいる時など大変便利です。しかも、パンには三大栄養素である炭水化物・たんぱく質・脂質がすべて含まれている優れた食品です。
B 次に、ご飯のよいところを考えてみましょう。ご飯もパンと同じように三大栄養素がすべて含まれています。しかし、パンと違うところは、カロリーと脂質が少ないというところです。カロリーも脂質も取りすぎると、生活習慣病の原因になります。その点、ご飯は脂質の少ない低カロリー食品といえます。このように、パンとご飯のどちらにも、それぞれいいところがあります。時と場合に応じて、両方のよいところを上手に使い分けた食生活を送っていきたいものです。