@ 災害はいつ襲ってくるかわかりません。いざというときのために最低限、水だけでも自給する知識を身に付けることが大事です。まず、海の水は真水ではないので、そのまま飲むことはできません。しかし、手順を踏めば海水を飲料水に変えることができます。海水を入れた鍋のまん中ににコップを置きます。次に、鍋に濡れたタオルをかぶせて鍋を火にかけます。すると、海水が水蒸気となり水分だけ蒸発していきます。水蒸気が、冷たいタオルにあたることで、少量ではありますがコップに水滴が落ちてきて真水が得られます。
A 川の水は飲んでもいい川を、選別しなければなりません。飲んではいけない川の水を飲んでしまうと、感染症や寄生虫の病気になります。まず、ペットボトルを逆さに吊るします。そのペットボトルにろ過の材料を入れます。小石、続いて木炭、砂、ハンカチの順番に底から詰めていきます。順番が決まっているため、間違いがないように投入していきます。このペットボトルに、川の水を流し入れてろ過をします。ただ、細かい雑菌が水の中に存在しています。雑菌を死滅させるには、10分間の煮沸が必要です。煮沸が完了したら完成です。
B 雨を利用する方法もあります。大きめの容器の中に雨水を集めるだけで完了です。雨を採取することができれば、これも煮沸して雑菌を死滅させることが大事です。