イラストにした方がいい図式
(例)

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「絵・図」「表」にする部屋

2024.3.5




先般
○○中学校では「飲料水」という教材を取り上げ
図式コンテストを企画されました。
全校生徒の図式を拝見しました。

ところが
思いがけない結果となりました。

この学校では
全校ぐるみで要約学習に取り組んでおられ
全体的にレベルが高い学校
(普段は図式名人が70%〜80%)です。

図式名人が34%という惨憺たる結果でした。

ただし
「おしい」が40%も存在。

なぜそうなったのか?
この教材の場合こ
キーワードで図式を書くより
イラスト(図示)の方が
早いし伝わりやすい種類の文章でした。


視点を変えれば
「この文章は、イラストにした方が効果的だぞ!」と
気づいた生徒が多くなかったということです。

そういう視点では
生徒の皆さんにとって
(図式化が)難解な文章だったということです。

日頃
私が授業するときには
ぱっとイメージだけ図式を見せます。
それを見て生徒は
「ああ、この文章はイラストにすべきだな!」と気付きます。

そこがクリアー出来れば
図式は一気に書き上げることが出来ます。

まだまだ生徒にとって
教材を見ただけでは
キーワード中心か
イラストにした方がいいか
判断出来ないということを知らされる
貴重な出来事となりました。





飲料水


教材


@ 災害はいつ襲ってくるかわかりません。いざというときのために最低限、水だけでも自給する知識を身に付けることが大事です。まず、海の水は真水ではないので、そのまま飲むことはできません。しかし、手順を踏めば海水を飲料水に変えることができます。海水を入れた鍋のまん中ににコップを置きます。次に、鍋に濡れたタオルをかぶせて鍋を火にかけます。すると、海水が水蒸気となり水分だけ蒸発していきます。水蒸気が、冷たいタオルにあたることで、少量ではありますがコップに水滴が落ちてきて真水が得られます。

A 川の水は飲んでもいい川を、選別しなければなりません。飲んではいけない川の水を飲んでしまうと、感染症や寄生虫の病気になります。まず、ペットボトルを逆さに吊るします。そのペットボトルにろ過の材料を入れます。小石、続いて木炭、砂、ハンカチの順番に底から詰めていきます。順番が決まっているため、間違いがないように投入していきます。このペットボトルに、川の水を流し入れてろ過をします。ただ、細かい雑菌が水の中に存在しています。雑菌を死滅させるには、10分間の煮沸が必要です。煮沸が完了したら完成です。

B 雨を利用する方法もあります。大きめの容器の中に雨水を集めるだけで完了です。雨を採取することができれば、これも煮沸して雑菌を死滅させることが大事です。

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