エボラ出血熱
.

授業対象=中学生
実施=2023年12月実施予定


2023.12.27


要約学習の部屋に戻る
中学校教材の部屋へ戻る


全体像


教材


@ 致死率が90%という人類史上もっとも危険な、圧倒的な破壊力を持つのが、エボラ出血熱です。この感染症に対して、まだ有効な治療薬がありません。このウイルスと戦う、執念の日本人科学者がいます。それはウイルス学者、北海道大学の高田礼人(46歳)氏です。

A 高田氏のエボラウイルスとの戦いは、20年前(27歳のとき)にまでさかのぼります。当初は実績のない研究者だったため、毒性を弱めた偽ウイルスを使って研究をしていました。エボラウイルスは5種類あります。この全てのウイルスに効く「究極の抗体」を探すため、数億の物質の中から地道な研究を重ねてきていました。そしてついに、99%のウイルスを殺す抗体を発見しました。今後、「新薬」の開発につながる大発見です。

B ところで20年前、高田氏がエボラ出血熱と出会って一年後、猿モデルを使ってエボラ抗体を実証しました。にもかかわらず、世界中の製薬会社から何のオファー(問い合わせ)もありませんでした。いちばんの理由は、「エボラ出血熱はアフリカ風土病。罹るのはアフリカの限られた地域で、せいぜい年数百人程度。とても製品化しても儲からない。」でした。でも近年、エボラ出血熱は世界中に広がり、人類にとって大きな脅威となっています。新薬づくりには現在のところ高額です。高田氏は、より安く作れる抗体を求めて今も全力をあげて研究中です。未来のために、人類のために淡々と。

.



合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

 .



.