がんウイルス療法
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授業対象=中学生
実施=2023年12月実施予定


2023.12.27


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全体像


教材


@ 「がんウイルス療法」と呼ばれる、「がん治療」の研究が進んでいます。この治療には、「ヘルペスウイルス(G47デルタ)」という、口に水泡(できもの)を作るウイルスを使います。研究で用いているウイルスは、毒性を減らした上に副作用もなくしてあります。そして、がん細胞だけを殺して正常細胞は傷つけないように、ウイルスを作りかえてあります。がん細胞を破壊したウイルスは、細胞膜を破って広がります。こうやって、周りのがん細胞を次々に破壊するのです。

B 実はがん細胞は、そのヒトの細胞から発生しているため、免疫(自分と違う物質を攻撃する)を働きにくくするという性質を持っています。他の病原菌やウイルスのように攻撃されにくいのです。ところがG47デルタウイルスに攻撃されると、この特徴が無くなってしまいます。ヒトの体の免疫機能が働くようになり、こちらの方向からもがん細胞は攻撃されることになります。

C 東大医科学研究所では安全性や有効性に注目して、がんの中でも特に治療困難と言われる悪性の脳腫瘍である膠芽腫(こうがしゅ)を対象にして研究を進めてきています。これまでの「治験(=効果や副作用を調べる実験)」では副作用がないこと、3ヶ月生存が5年生存まで伸びることなどが確認されています。この成果を基に、現在ではさらに前立腺がんなど、他のがんへと応用範囲を広げて研究を進めています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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