人工骨
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授業対象=中学生
実施=2023年12月実施予定


2023.12.27


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全体像


教材


@ これまでの人工骨は、簡単に形が変えられないとか、何時までも体に残るとか、欠点がありました。この度、この難点をクリアーする人工骨が誕生しました。この新しい人工骨の開発に成功したのが、田中順三教授(東京工業大学)です。その研究成果が2001年に発表され、これを受けて実用化に向けて動き始めたのが、ペンタックス株式会社(セラミックス製の人工骨を扱う会社)です。

A 新しい人工骨は、小さい結晶の「アパタイト」と細長い分子「コラーゲン」から出来ています。この二つの素材を混ぜ合わせる点が、大きな問題点となっていました。これをクリアーしたのが、田中教授です。体温に近い温度で二つの素材を反応させると、二つがきれいに並んで細長い繊維(1mm)出来るという、不思議な現象を発見したのです。さらに驚きは、体内で自然に本当の骨に変化することが分かったのです。

B 商品化する上で、次に課題となったのは、作製した細長い繊維に細胞が入りやすくするため、0.1 mm の小さい孔を開ける技術でした。これについては、きめ細かい氷の結晶を造る「アイスクリームの製法」がヒントになり、小さい孔を開けることが出来るようになりました。更に医療現場の声を取り入れて、伸縮自在に形を変える「スポンジ型人工骨」の製造にも成功しました。こうやって、多くの困難を乗り越え、この度、ヒトの骨にきわめて近い人工骨「リヒット」が誕生したのです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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