@ 地震が起こるということは、地球の地面が動いている証拠です。地球の表面は、プレートと呼ばれる薄い板のような岩でおおわれています。地球の表面は、このプレートが何枚も組み合わさってできています。つまり、地球の表面はジグソーパズルのようにプレートが重なり合って出来ているのです。
A ところが、このプレートはそれぞれがいろいろな方向に動いています。動いているといっても、1年にせいぜい2cm〜20cmくらいしか動かないのですが、少しではあっても動き続けているのは確かです。丸い地球の表面をおおっているプレートがいろんな方向に動くわけですから、必ずどこかでぶつかります。このプレート同士がぶつかるところでは、一方のプレートがもう一方のプレートの下にもぐりこむという現象が起きています。
B このように、下にプレートが潜り込んでいくときプレートの岩が壊されます。このとき地球の表面はグラグラと揺れるのです。これが地震の正体です。日本列島の真下では、このプレートが活発に動いています。太平洋の方から日本に向かって動いているプレートが、休むことなく日本列島の下に潜り込んでいるのです。日本に地震が多いのはこのためです。