�@　将来の日本の人口を予想した「将来推計人口」が発表されました。それによると、少子化のスピードがいちだんと進むとともに、15歳から64歳までの「生産年齢人口」もどんどん減り、総人口は今の約１億2,600万人から、50年後には8,000万人を下回るとしています。

�A　人口を左右する結婚についてですが、「50歳時の未婚率（50歳まで一度も結婚の経験がない割合）」は50年前には男女とも約４％でしたが、2020年には男性が28％、女性は18％にまで上昇。今後も上昇し続けるとしています。また、一人の女性が一生のうちに産む子どもの人数（平均）の指標となる「合計特殊出生率」は、2020年は「1.33」でした。2020年代は「1.30」を下回る傾向が続きますが、その後は外国人の増加などに伴って上昇し、2070年には「1.36」になると予想しています。

�B　それに伴って、子ども（0歳〜14歳）の人口は、2020年にはに約1,503万人（総人口の12％）でしたが、その後も減少傾向が続き、2070年には約797万人（総人口の9％）まで減少するとしています。その一方、平均寿命は、2020年は男性81.6歳、女性87.7歳から、2070年には男性85.9歳、女性91.9歳と延び、高齢化率は28.6％（2020年）から38.7％（2070年）にまで上昇するとしています。また、外国人が占める割合は、2020年の2.3%から2070年には10.8％にまで増えるとしています。