対話式AI
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授業対象=中学生
実施=2023年4月実施予定


2023.4.7


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全体像


教材


@ 対話式のAI(人工知能)は質問を入力すると、まるで人間のような回答をするとして注目されています。この対話式AIを仕事に活用し始めた企業があります。東京の不動産会社「シーラテクノロジーズ」は、マンションのキャッチコピー(=消費者の心をつかむための標語)に対話式AIを活用しています。部屋の場所・価格・長所などを入力すると、数秒で複数の案を示してくれます。

A 入社試験でもAIを活用しています。例えば「採用の際に質問すべきことを教えて」と入力すると、すぐに質問例をいくつか示してくれます。また、マンション購入に不安を抱いた人の質問と回答例を対話式AIで調べると、たちどころに「ローンの返済方法」「修繕」など、客の心配に寄り添った質問と回答例が返ってきます。社員は「便利だなと思う反面、恐怖を感じる。自分の仕事がAIに奪われるんじゃあないか?」と、不安を感じることがあるほどだそうです。

B 実際、この会社では入居者への対応も対話式AIにすべて任せれば、将来は社員を減らして(人件費を削り)一人当たりの給与が増えると見込んでいます。ただ、課題もあります。AIは、現在のところ完ぺきではありません。間違った答えを出すこともあります。個人情報をきちんと管理できるかという課題もあります。今後は実際にAIを活用した仕事を通して、課題を解決していく必要があります。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



  意見を図式でまとめる
   (1) 3分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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