人はなぜ死ぬのか?
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授業対象=中学生
実施=2023年4月実施予定


2023.4.7


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全体像


教材


@ 地球上には、約800万種の生物が存在しています。その800万種の生き物は、すべて必ず死ぬ運命にあります。私たちヒトも、は誕生した時から死ぬように設計されています。しかし、そのおかげでヒトは進化できました。地球最初の生命は、熱水が噴き出るようなところで誕生したと考えられています。熱水が噴き出る場所では、いろいろな物質が出てきます。加えて温度が高いので化学反応が起こりやすい環境にあります。そこで生物の材料となる「有機物」が出来ました。特に重要な有機物は、RNAとアミノ酸です。RNAは、遺伝情報を運びます。アミノ酸は、生物の体を作る材料です。

A RNAには、3つの面白い特徴があります。1つ目は、化学反応を起こします。自身を切ったり、他のRNAとつながったりができます。2つ目は、自分を複製(コピー)する能力があります。3つ目は、壊れやすいということです。つまり、コピーしては壊れコピーしては壊れを繰り返すわけです。

B そして、奇跡が起こりました。奇跡というのは進化です。進化とは、「変化と選択」によって実現します。つまり、生物は突然変異を繰り返す中で、周りの環境に適応するモノが選択されて生き残り、その結果として進化してきたのです。言い方を変えると、死ぬことによって進化するのです。つまり、私たち人間が今ここに存在しているのは、進化、つまり過去の無数の生き物の死のお陰なのです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



  意見を図式でまとめる
   (1) 3分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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