マスク
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授業対象=中学生
実施=2023年4月実施予定


2023.4.7


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全体像


教材


@ コロナ禍の3年間、日本ではずっと「マスク生活」を続けてきました。そんな中、今年5月7日から、新型コロナが「指定感染症第2類」からインフルエンザと同じ「第5類」に移行します。欧米では去年4月にマスク着用の義務を失くしたところ、人々は一気にマスクをしなくなりました。一方、今年3月13日「マスク着用は個人の判断」となった日本では、大半の人がマスクをしています。

A その背景の一つに、欧米人と日本人の文化の違いがあります。人の表情を読むとき、欧米人は口元であり、日本人は目元であると言われています。欧米では、人前で顔を隠すことを違法とする「覆面禁止法」さえあります。一般的に欧米人は、口元を隠すマスク着用を嫌うのです。一方、日本人は目元で表情を読むため、マスクで顔の下半分が隠れていても困りません。逆に相手がサングラスをかけて目元が見えない場合、表情が分からなくなります。不安や恐怖を感じる人もいます。欧米の人にマスク着用を強いるのは、日本人にサングラス着用を義務付けるのと同じような意味があるのです。

B ところで、日本においてはコロナが収束したあともマスクを外したくないという、「マスク依存症」のような人も少なからず存在します。特に若い女性に多く見られるようです。その理由として、「マスクをした方が美人に見える(マスク美人)」「マスクを外すと恥ずかしい」という考え方があります。こういう日本では、コロナ禍以前のようなマスクなしの日常が、いつ戻ってくるのでしょうか?

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



  意見を図式でまとめる
   (1) 3分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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