田んぼダム
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授業対象=中学生
実施=2022年12月実施


2023.1.2


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全体像


教材


@ 「田んぼ」には昔から、雨水を一時的にためて洪水を抑える「ダム」のような働きがありました。これに最新の技術をプラスして「治水(=洪水にならないようにする)」の効果を高めることをねらった「スマート田んぼダム」という取り組みが始まっています。大雨が予想されると、市の職員が水門をパソコンで遠隔操作して、あらかじめ田んぼの水をすべて排水します。水を出し切った田んぼは雨をより多くためることができるので、周辺の浸水被害を減らすことにつながります。「田んぼ」が「ダム」のような働きをするのです。

A 最近の実験の結果では、「スマート田んぼダム」を導入した場合、浸水する面積を3割程度減らせるとされています。スマート田んぼダムは、農家側にもメリット(=良いこと)があるといいます。農家の方は、水位や水温の調整といった田んぼの水の管理を、一人一人直接出向いて行ってきました。スマート田んぼダムが導入されれば、出かけなくても作業をスマホで行えます。

B 開発しているメーカーによると「現在は大雨の予報が出たら、自治体の方が田んぼダムを作動・操作する手間が必要でした。そこで、今後は田んぼダムの作動をコンピュータ(人工知能)で自動化していくことを目指しています。」とのことです。将来的には、全ての操作を「雨の予測データ」と連動させて、自動的に行うことが考えられています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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