地球温暖化
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授業対象=中学生
実施=2022年12月実施


2023.1.2


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全体像


教材


@ 世界195か国が参加するIPCC「気候変動に関する政府間パネル」が、温暖化について報告書を発表しました。以前から、「温暖化で大雨が降って洪水が起きやすくなる」とか、逆に「干ばつが続いて食糧不足になる」といった悪影響が指摘されていました。今回の報告書では、3万4千本もの科学論文をもとに「人間活動による温暖化で、すでに様々な悪影響や損害が出ている」と明記したのが特徴です。

A 世界全体では、農業や漁業への悪影響、熱帯地方での感染症や暑さによる健康被害、沿岸域の洪水や暴風雨の被害、経済的な損害も増えていると指摘しました。日本については、最高気温35℃以上の猛暑日は、今世紀末には全国平均で(20世紀末より)19日も増えると予測されています。また、洪水のリスクが倍増し、土砂災害は発生頻度も規模も増すと予測されています。

B 食糧自給率が低い日本で農業や漁業への影響も心配されますが、このまま温暖化が進むと米の品質が低下し、果物の種類によっては栽培が困難な地域も広がります。畜産では暑さによるストレスで牛乳の生産力が下がり、ブタや鶏の成長も悪化すると予測されています。漁業では、サンマ・サケ・マスなど多くの魚種で日本周辺での漁獲が落ちることが指摘されます。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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