直交集成板
.

授業対象=中学生
実施=2022年12月実施


2023.1.2


要約学習の部屋に戻る
中学校教材の部屋へ戻る


全体像


教材


@ 木材が足りないこと、木材の値段が高い状態が続くことを「ウッドショック」と言います。日本は国土の約7割が森林の森林大国ですが、木材自給率(日本産の木材使用率)は約40%(4/10)にとどまっています。ところが国産木材が今、注目を集めています。これを可能にしたのは、「CLT」と呼ばれる新技術です。

A CLTは「Cross Laminated Timber」(クロス・ラミネーティッド・ティンバー)の略称で、日本語では「直交集成板」と呼ばれています。板の繊維の方向が交互に「クロスする(交わる)」ように、幾重にも貼り合わせることで「強さを増した板」に生まれ変わります。このCLTを床と天井に使った住宅のが注目されているのです。このCLTは強度が強い上に、これまでの価格より20%(2/10)ほど安くなっています。

A IT(=情報通信技術)の活用も研究されています。開発しているのはドローンを使い、山の木を細かく調べる技術です。ドローンに載せたレーザー(=一直線に進む光り)で、上空から森林を3D(立体)計測し、木の種類や量を調べます。幹の太さ、曲がり具合など、現地に人が入らなくても情報が得られます。「垂直な柱がここから何本取れます」という情報が居ながらにして分かるのです。

.



合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

 .


10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
 .

課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

 .



これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



.