@ 2019年のデータによると、男女合わせた喫煙率は17%。若い20代の喫煙率をみてみると、男性で26%。女性で8%となっています。日本では2014年から、「加熱式たばこ」(=加熱式たばことは、たばこ葉を燃焼させるのではなく、専用の器具を使って加熱することで、蒸気を発生させるもの)が使えるようになりました。2019年には10%以上の人が使用しており、特に20代の割合が多いことが分かっています。
A 喫煙については、身体にさまざまな害があります。例えば煙にはニコチン・一酸化炭素など多くの有害物質が含まれ、その中には「発がん性」のあるものも含まれています。また、脳卒中・心筋梗塞・糖尿病などの病気に関係していることも分かっています。
B 今年5月、国立がん研究センターから「喫煙に関するアンケート結果(複数回答)」が発表されました。その結果、「若いときから喫煙するとニコチン依存症(=血中のニコチン濃度がある一定以下になると不快感を覚え、喫煙を繰り返してしまう病気)になる危険性が高くなる」ことを知っていた人は41%、「病気のリスクが高くなる」ことを知っていた人は43%、「早死に(50歳までに死亡)のリスクが高くなる」ことを知っていた人は30%ということが分かりました。