がんウイスル療法
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授業対象=中学生
実施=2021年2月実施予定


2021.2.26


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全体像


教材


@ がん(癌)の治療方法は基本的に、手術によってがんを取り除く「手術療法」、薬物(抗ガン剤)を投与する「化学療法」、がん細胞に放射線を当てて死滅させる「放射線療法」の3種類があります。手術療法は患者への負担が大きい上に、「がんの転移」が大きな課題です。化学療法は全身に転移してしまったがん細胞に効果がある全身療法ですが、正常細胞も攻撃するため患者が副作用(吐き気・しびれ・脱毛・倦怠感など)に苦しむ欠点があります。放射線治療は入院しなくてもよい利点がありますが、疲労感・吐き気・食欲の低下・臓器の障害などの副作用が出ることがあります。

A 2020年12月28日、日本で開発された「ウイルス療法」が悪性脳腫瘍(脳のがん)の治療薬として「製造販売承認申請」が行われ、実用化への最終段階に達しました。これは、革新的ながん治療法です。これまで、悪性脳腫瘍は手術をしてから放射線治療と薬物療法を行っても、平均余命は診断から18カ月、5年生存率は10%程度で、治癒は極めて困難とされています。その点、「ウイルス療法」は副作用を起こすことなく、完治を目指しています。

B がんのウイルス療法とは、人工的に造ったウイルスが直接がん細胞を破壊する治療法です。このウイルスは、がん細胞だけで増えるように造られています。ウイルスががん細胞に感染するとすぐに増殖を開始し、がん細胞を次々と死滅させていきます。一方、正常な細胞には、感染してもウイルスは増殖できないような仕組みを備えています。そのため、正常組織は全く傷つきません。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
2年生=沖縄の歴史
3年生=飯南高校の歴史
未定


課題は未定


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン

題材
2年生=修学旅行の行き先(沖縄⇒隠岐)
3年生=飯南高校特別選抜試験の是非

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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