男女格差問題
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授業対象=中学生
実施=2021年2月実施予定


2021.2.26


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全体像


教材


@ 2019年12月、世界経済フォーラムが発表した「ジェンダー・ギャップ指数(男女格差)」の国別ランキングで、日本は153か国中121位。主要先進7か国(G7)で最低でした。この指数は4つの分野のデータから作成されています。健康では40位、教育では91位でしたが、経済では115位、政治では144位と、下位にランクされました。「女性活躍」は、世界に相当な遅れをとってしまっています。

A 特に日本は女性リーダーの比率が低く、2019年の参議院選挙での女性候補者は28%、2017年の衆議院選挙は同18%。管理職率も民間企業が11%、国家公務員が6%。小中学校長の女性比率も15%にとどまっています。男女共同参画基本計画は、これまで指導的地位に就く女性リーダー層の割合は「2020年に30%程度」と達成目標定めていましたが、遠く及んでいません。

B 夫婦別姓問題も進展していません。日本は先進国では唯一「夫婦同姓」を法律で定めており、96%が夫の「姓」を名乗っています。早稲田大学研究室が2020年10月、20歳〜59歳の7,000人を対象に意識調査を実施しました。その結果、?「自分は夫婦同姓がよい。他の夫婦も同姓であるべきだ」は14%、A「自分は夫婦同姓がよい。他の夫婦は同姓でも別姓でも構わない」が36%、B「自分は夫婦別姓が選べるとよい。他の夫婦は同姓でも別姓でも構わない」が35%、C「その他」が15%でした。この結果、少なくともAとBを合わせた71%が「選択的夫婦別姓」に「理解」を示したと言えます。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
2年生=沖縄の歴史
3年生=飯南高校の歴史
未定


課題は未定


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン

題材
2年生=修学旅行の行き先(沖縄⇒隠岐)
3年生=飯南高校特別選抜試験の是非

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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