ラーメン店
倒産ラッシュ

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授業対象=中学生
実施=2021年2月実施予定


2021.2.26


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全体像


教材


@ 帝国データバンクの発表した調査によると、昨年のラーメン店の倒産は過去20年における「年間最多倒産」となっています。緊急事態宣言下の休業要請、コロナ感染を怖れたお客が外食を手控える中、飲食店はテイクアウトや宅配に力を入れています。ところが、ラーメン店はその輪の中に入れません。ラーメンは運んでいる間に麺が伸びてしまうので、テイクアウトや宅配には向かないのです。

A そもそもラーメン店は、薄利多売型(安くして売り上げを多くする)のビジネスです。どんなにおいしくとも、どんなに高級食材を使っていても、ラーメン一杯の価格が1,000円を超えるとお客は「高い」と感じてしまいます。多くのラーメン店は1,000円以内の価格を守るのみならず、全体で見れば低価格競争がどんどん強まってきています。

B 総務省の「小売物価統計調査」によると、ラーメンの一杯当たりの価格は2020年8月時点で523円。これは、10年前のデータ(約550円)から比べると27円値下がりしています。ラーメン店は一日のうちにどれだけお客を入れてラーメンをたくさん売るかが勝負になっているのです。ところがコロナによって客が激減しただけでなく、感染拡大防止対策で席数を減らしているため売り上げが減っています。これが原因で、一般的なラーメン店がこのコロナ禍でどんどん倒れていっているのでです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
2年生=沖縄の歴史
3年生=飯南高校の歴史
未定


課題は未定


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン

題材
2年生=修学旅行の行き先(沖縄⇒隠岐)
3年生=飯南高校特別選抜試験の是非

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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