北方四島
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授業対象=中学生
実施=2022年5月実施


2022.5.9


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全体像


教材


@ 1855年2月7日(第二次世界大戦10年後)、日本とロシアとの間で「日ロ通好条約」が調印され択捉島とウルップ島の間に国境が確認されました。それ以降も、択捉島・国後島・色丹島。歯舞群島からなる北方四島は、日本固有の領土です。しかし、1945年に北方四島がソ連に占領されて以降、今日に至るまでソ連(ロシア)による不法占拠が続いています。

A 日本はロシアより早く北方四島の存在を知り、多くの日本人がこの地域に渡るとともに、徐々にこれらの島々での生活を確立しました。しかし、第二次大戦末期の1945年8月9日、ソ連は「日ソ中立条約」に違反して対日参戦(日本に戦争を仕掛ける)し、日本が「ポツダム宣言」(1945年7月、日本の戦争終結条件を示したアメリカ・イギリス・中国3ヵ国首脳の宣言)を受け入れた(同年8月14日)後も、同年9月5日までの間に、北方四島のすべてを武力で占領しました。

B 当時、北方四島にはソ連人は一人もおらず、日本人は四島全体で約1万7千人が住んでいました。ところが、ソ連は1948年までにすべての日本人を強制的に退去させました。それ以降今日まで、北方四島はソ連・ロシアによって法的根拠なく占拠されています。北方領土問題が存在するため、日本とロシアの間では、戦後77年が経っているもかかわらず、いまだ平和条約が結ばれていません。今も日本政府は、ロシア政府との間で粘り強く交渉を行っています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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以下は
授業後半


10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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与えられた課題に対する
自分の考えをまとめ


条件=図式を書きながら考えを練る

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。

情報を鵜呑みにするのではなく
根拠を背景に
自分の考えを練る。

その自分の考えを
みんなにプレゼンする。



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