卵の殻
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授業対象=中学生
実施=2022年5月実施


2022.5.9


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全体像


教材


@ 卵は栄養価が高く、食卓には欠かせない食材の一つです。ところでニワトリの卵殻(卵の殻)は、その90%以上が純粋なカルシウムで出来ています。卵1個で約1800mgのカルシウムが含まれています。卵殻のカルシウムは胃液で消化されやすく、体内への消化吸収に優れています。卵殻はそのままでは食べられません。卵殻を沸騰したお湯で茹で、殺菌した上で粉状にして食べます。

A ところで、家庭や工場から出る「卵の殻」は年間26万トンにも上り、大半はゴミとして捨てられています。これをうまく再利用できないか、企業が動き始めています。これまで活用された例として、卵の殻から造った子ども用いすがあります。卵の殻と樹脂を混ぜたもので70%が卵の殻、陶器のような肌触りになっています。

B 現在研究されているのは、卵の殻の内側についている「卵殻膜」の活用です。卵殻膜は卵の中身を細菌などから守る役割を担っているので抗菌効果があります。この特長を活用して、京都市の「ファーマフーズ」という会社では、溶かした卵殻膜を繊維の原料に混ぜて「糸」をつくることに成功しました。この糸から作った下着や靴下などには、抗菌や消臭の効果があります。この他にも、卵殻膜を使った健康食品や医薬品を開発している会社もあります。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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以下は
授業後半


10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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与えられた課題に対する
自分の考えをまとめ


条件=図式を書きながら考えを練る

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。

情報を鵜呑みにするのではなく
根拠を背景に
自分の考えを練る。

その自分の考えを
みんなにプレゼンする。



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