硬貨の取扱手数料
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授業対象=中学生
実施=2022年5月実施


2022.5.9


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全体像


教材


@ 十円玉や百円玉などの硬貨を入金したり両替したりする際の手数料を、有料化する金融機関が増えています。こうした中で、手数料ができるだけかからないよう工夫する動きが広がっています。例えば、横浜市のショッピングモールに設置された新たな機械です。この両替機に硬貨を投入すれば、金額の10%の手数料分、店内で使える「買い物券」が出てきます。これなら両替手数料が取られません。一方、ショッピングモール側としては「買い物券」を使ったお客さんで、売上高が増加しました。

A 5円玉や10円玉といった、額の小さな硬貨がたくさん集まるのが「神社」(さい銭)です。さい銭は境内の樹木の剪定や祭りの費用などに使われます。さい銭箱から回収した硬貨が300枚とした場合、銀行では一度に100枚を超える硬貨を預け入れると「770円の手数料」がかかります。そこで神社では、手数料のかからないよう、99枚以内ずつを4回に分けて入金するようにしているとのことです。

B 大阪府交野市にある交野住吉神社は、地元住民に呼び掛けて「無料で硬貨と紙幣を両替する」取り組み「コインチェンジ」を始めました。さい銭で集まった硬貨を1円から500円まで種類ごとに50枚に束ねて準備し、交換に応じます。両替にやってくるのは、釣り銭用にたくさんの硬貨が必要な地元の商店主などです。神社にとっては預け入れ手数料が要らず、商店主にとっては両替手数料が要らないというウィンウィン(両方にとっていい)の関係になっています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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以下は
授業後半


10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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与えられた課題に対する
自分の考えをまとめ


条件=図式を書きながら考えを練る

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。

情報を鵜呑みにするのではなく
根拠を背景に
自分の考えを練る。

その自分の考えを
みんなにプレゼンする。



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