.

授業対象=中学生
実施=2022年5月実施


2022.5.9


要約学習の部屋に戻る
中学校教材の部屋へ戻る


全体像


教材


@ パンの原料となる小麦は、その約9割を外国から輸入しています。ところがウクライナ情勢により最近、小麦の価格が急激に上がっています。そこで注目され始めているのが、米粉パンです。米粉パンは小麦粉パンよりも水分含量が高いため、腹持ちがいいとされています。またモチモチとした食感で何度も噛む必要があります。小麦パンと比べて満腹感を得られる効果があり、食べ過ぎを防ぐことができます。学校給食では子ども達の人気も上々です。

A また、小麦粉に比べて米粉は栄養素も豊富です。炭水化物の他にも、たんぱく質・脂肪・ビタミンなどを含んでいます。また、タンパク質の栄養価の指標となる「アミノ酸スコア」(タンパク質の量と「必須アミノ酸」の量のバランス表した点数)も小麦粉より上で、米粉パンは栄養価の面でも優れた食品です。

B 一方、国内では食生活の欧米化が進み、コメの消費量は年々減少を続けています。しかし小麦粉の代わりとなる米粉パンに人気が出れば(米なら)輸入しなくても済むし、コメ離れを改善するきっかけとなるかも知れません。ただ、現状では米から米粉を作って製品化するのに、小麦粉と比べて約2倍の費用がかかっています。現在、これを安くする研究が急ピッチで進んでいます。

.



合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

 .

以下は
授業後半


10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
 .


与えられた課題に対する
自分の考えをまとめ


条件=図式を書きながら考えを練る

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

 .



これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。

情報を鵜呑みにするのではなく
根拠を背景に
自分の考えを練る。

その自分の考えを
みんなにプレゼンする。



.