培養肉
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授業対象=中学生
実施=2022年5月実施


2022.5.9


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全体像


教材


@ 東京大学と食品メーカーの研究グループが、牛肉の細胞を培養(育てて増やす)して「食べられる培養肉」を国内で初めて作り出しました。「培養肉」とは、動物や魚からとった筋肉の細胞を栄養成分が入った液を使って増やして作る肉のことです。グループでは、培養液を独自に開発し、食べても大丈夫な牛肉の培養肉を作成したということです。

A 作った培養肉は重さが2グラムで、縦4.5センチ、横2センチ、厚さ1ミリのしゃぶしゃぶ肉のような形をしています。本物と同じように筋肉の組織が立体的に再現されています。こうした培養技術で、食べても大丈夫な培養肉が作られたのは国内では初めてです。今年3月29日に東京大学で試食会が行われ、研究者たちが味や食感などを確かめました。参加者は「味はまだ牛肉とは言えないかもしれないが、うまみ成分がじわっと感じられた」と話していました。

B グループでは、3年後には100グラム程度の培養肉のステーキを実現したいとしています。食肉の生産には広い土地や大量の(牛に食べさせる)飼料が必要です。したがって食用肉が実現すれば、世界人口の増加に伴う食肉不足の解決につながります。さらに、この研究の成果は、ヒトの臓器や血液などを再生する「再生医療」にも応用できると期待されています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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以下は
授業後半


10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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与えられた課題に対する
自分の考えをまとめ


条件=図式を書きながら考えを練る

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。

情報を鵜呑みにするのではなく
根拠を背景に
自分の考えを練る。

その自分の考えを
みんなにプレゼンする。



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