日韓関係
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授業対象=中学生
実施=2022年5月実施


2022.5.9


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全体像


教材


@ 第二次世界大戦終了後の日本と韓国の関係は長い間、国交がない時期がありました。 しかし、10年以上にわたる話し合いの末、1965年(戦後20年目)に「日韓基本条約」を結び、国交正常化を実現しました。日本はこのとき、1,800億円の経済協力資金を韓国に支払い、植民地時代の賠償問題はすべて解決したと両国で確認しました。

A その後、両国国民の交流は着実に強化され、経済・文化・スポーツなど、幅広い分野で交流が進んできました。2018年には約295万人の日本人が韓国を訪れ、また約754万人の韓国人が日本を訪れ、初めて交流人数が合計 1,000万人を上回りました。経済の面でも、日韓間の貿易は着実に拡大を続けています。2020年の貿易総額は7.6兆円で、日本にとって韓国は第3位(第1位中国、第2位アメリカ)、韓国にとって日本は第3位(第1位中国、第2位アメリカ)の貿易相手国となっています。

B しかしながら、最近の日韓関係は非常に厳しい状況にあります。その理由の一つは、朝鮮半島出身の元労働者の問題「徴用工問題」にあります。1997年、元徴用工だった2人が日本政府と新日本製鉄に対して「強制連行と強制労働に対する慰謝料と未払金の支給」を求めて裁判を起こしました。これに対して韓国の最高裁判所は2018年10月、「個人が賠償を求める権利は存在する」とし、新日本製鉄に賠償を命じました。「賠償問題は解決済み」という日本政府の見解と対立したままとなっています。

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参考=外務省ホームページ




合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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以下は
授業後半


10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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与えられた課題に対する
自分の考えをまとめ


条件=図式を書きながら考えを練る

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。

情報を鵜呑みにするのではなく
根拠を背景に
自分の考えを練る。

その自分の考えを
みんなにプレゼンする。



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