ウクライナ軍事侵攻
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授業対象=中学生
実施=2022年5月実施


2022.5.9


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全体像


教材


@ 2022年2月24日、ロシア軍はウクライナへ軍事侵攻を始めました。なぜプーチン大統領は軍事侵攻を決断したのでしょうか? 理由はいくつかありますが、ここではプーチン大統領が特に主張している二つを取り上げます。

A 理由の一つは「ウクライナのNATO加盟阻止」で、30年前にきっかけがあります。1991年、それまで一つの国だった「旧ソビエト」が崩壊し、15の独立国ができました。NATOはヨーロッパおよび北アメリカ、合計30カ国による軍事同盟で、もともと旧ソビエトの脅威(恐ろしさ)に対抗するために作られた組織でした。そのNATOに、旧ソビエトから独立した国々までも次々と加盟し、ついに国境を接するウクライナまでもNATO加盟に意欲を示し始めました。ウクライナがNATOに入りミサイルが配備されれば、モスクワまで数分で届きます。プーチン大統領はウクライナのNATO加盟は、越えてはならない一線だと思っているのです。

B 二つめの理由として、プーチン大統領のウクライナへの強い”執着“です。プーチン大統領は去年7月に発表した論文の中で「ロシア人とウクライナ人は同じ民族だ」と述べています。歴史を紐解くと9世紀、今のロシア・ウクライナ・ベラルーシの地域には、「キエフ・ルーシ」という国家ができました。ところが13世紀、モンゴル帝国によって滅ぼされました。その後、モスクワを中心に旧ソ連という巨大な国家ができました。こうした歴史から、プーチン大統領はウクライナを「兄弟国」と呼び、同じ民族だという意識が強いのです。ただし、ウクライナにはそうした兄弟の意識はありません。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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以下は
授業後半


10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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与えられた課題に対する
自分の考えをまとめ


条件=図式を書きながら考えを練る

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。

情報を鵜呑みにするのではなく
根拠を背景に
自分の考えを練る。

その自分の考えを
みんなにプレゼンする。



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