コンパクトシティ
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授業対象=中学生
実施=2022年5月実施


2022.5.9


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全体像


教材


@ ドーナツ化現象という言葉を知っていますか? これは都市の中心部に住む人が減り、反対に郊外に住む人が増える様子を表した言葉です。このドーナツ化現象を放っておくと、取り返しのつかない問題を引き起こします。これを解決する手段として「コンパクトシティ」という考え方が注目されるようになりました。コンパクトとは「小さくまとまった」という意味です。この言葉からも分かるように、コンパクトシティは郊外に居住地域が広がるのを抑え、できるだけ生活圏(人が生活する居住地域)を狭くした街を意味します。

A 人々の住む場所が小さくなれば、公共の施設・保育所・学校・病院・老人ホーム・デパートなど、各施設も集中することができます。居住地の周りに施設同士が集まれば、車を持つ必要が無くなります。すると公共交通機関を利用する人が増え、本数や路線も増えます。自治体はバス路線・水道・下水道などインフラ整備への支出が大幅に減り、行政のサービスを行き渡らせやすくなります。

B ただ、問題点があります。コンパクトシティを実現させるためには、郊外にいる人に中心部へ移ってもらう必要があります。高齢者にとって、長年住み慣れた「田舎」を離れて市街地に暮らすことに抵抗を感じる人が少なくありません。また、農地で農作物を育て続けたいという人にとっては、移住は同意できかねる話です。これら諸課題の解決が、コンパクトシティ実現には欠かせません。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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以下は
授業後半


10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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与えられた課題に対する
自分の考えをまとめ


条件=図式を書きながら考えを練る

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。

情報を鵜呑みにするのではなく
根拠を背景に
自分の考えを練る。

その自分の考えを
みんなにプレゼンする。



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