ダイヤモンド
.

授業対象=中学生
実施=2022年2月実施予定


2022.2.18


要約学習の部屋に戻る
中学校教材の部屋へ戻る


全体像


教材


@ 「宝石の王様」として知られるダイヤモンドですが、これを人工的に作り出す「合成ダイヤモンド」が世界で広がり始めています。天然のダイヤモンドは、地球の奥深くで長い年月をかけてつくられる鉱物です。ところが合成ダイヤモンドは、装置の中で数週間ほどでできてしまいます。この合成ダイヤモンドを作る技術は、日本で生まれました。この技術は、将来の日本の産業を支える可能性も秘めています。

A 銀座(東京)の専門店を訪ねると、ショーケースに並んでいるのは、全て人工的に作った「合成ダイヤモンド」です。しかも、天然のダイヤモンドなら100万円を超えるところ、合成ダイヤモンドだと3分の1ほどの価格で販売されています。合成ダイヤモンドは、本物かどうか鑑別するための装置では見分けることができないほど出来映えです。

B 従来、合成ダイヤモンドは不純物が多く含まれていたため、工業用の研磨剤としてしか使われていませんでした。ダイヤモンド研究者の加茂睦和さんは40年前、電子レンジと同じマイクロ波(波長のきわめて短い電波)を使ってプラズマ(例えば、雷・オーロラ・蛍光灯・ネオンなど)を作ることによって、炭素原子からきれいで透明なダイヤモンドの結晶ができることに成功しました。これによって装飾用の合成ダイヤモンドの扉が開かれたのです。

.



この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

 .





10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ⇒2人ペア(相互に再現)
                                   
 .

課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間


  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

 .



これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



.