ガソリンスタンド
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授業対象=中学生
実施=2022年2月実施予定


2022.2.18


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全体像


教材


@ 全国でガソリンスタンドが減っています。2021年は2万9,005か所でしたが、ピークだった1994年(6万0421か所)の半数以下です。燃費の良い車が増えて需要(売り上げ)が落ちたことや、後継者不足などが背景にあるようです。今後、脱炭素や車の電動化でガソリン需要はさらに減少していくとみられます。そうした中、ガソリンスタンドの模索が始まっています。

A 静岡県島田市にあるガソリンスタンドでは、その一角に「キッチンカー」「野菜の直売所」「脳ドックの検診所」が設置されています。ガソリンスタンドの強みは比較的大きな通りに面し、アクセス(交通の便)がよい立地にあります。スペースの一部にほかの会社が運営する店舗などを招き、寄ったついでにさまざまなサービスが受けられるというわけです。その売り上げの一部が、ガソリンスタンド側の利益になる仕組みになっています。

B この取り組みは2か月限定の実験でしたが成果が上がったので、敷地内にコンビニ・コーヒーショップ・コインランドリーなどを設ける動きも広がっています。石油元売り会社では、もはや「単なる給油所ではなく地域のよろずや」(何でも屋・雑貨屋)として、ガソリンスタンドが地域に必要とされる存在になる方向で、工夫改善していきたいと話しています。

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この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ⇒2人ペア(相互に再現)
                                   
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間


  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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