音声を文字化する
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授業対象=中学生
実施=2022年2月実施予定


2022.2.18


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全体像


教材


@ 2年前、グーグルが「音声を文字にするアプリ」を無料公開しました。マイクに向かって話せば、かなり正確に文字にします。聴覚障害者にとって相手の受け答えが文字化されるので、マスクをしていても話の内容がずいぶん把握しやすくなりました。そして今、この音声を文字化するグーグルの技術をベースにして、新たなテクノロジーの開発が進んでいます。

A 筑波大学の研究室では、聴覚障害者と会話する際、二人の間にディスプレー(文字や絵などを表示する装置)を置く方法を開発しました。対面で会話すると、透明なディスプレーに会話の音声が文字になって表示されます。以前はグーグルのアプリで会話を文字化しながら話していましたが、スマホと相手の顔を交互に見るので目の動きがあわただしく、疲れてしまっていました。互いの表情やジェスチャーなどを見逃してしまうこともありました。こういう聴覚障害者の「顔を見て話がしたい。」という思いから、この装置の開発が始まりました。

B オンライン会議にも、この方法が応用されています。聴覚障害者はオンライン会議で音声が不明瞭になったり、参加者が同時に話したりすると、内容に付いていけなくなることがあります。そこで導入したのが、話し手の顔が映っている画面の枠の中に、文字が表示されるシステムです。話し手にだけ字幕が表示されるため、誰が何を話しているかが判別しやすくなりました。

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この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ⇒2人ペア(相互に再現)
                                   
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間


  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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