子どもとマスク
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授業対象=中学生
実施=2022年2月実施予定


2022.2.18


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全体像


教材


@ コロナ禍にあって、保育士はマスクを着けて対応しています。しかし、これでは口元を見せることができず、「子ども達と信頼関係を築きにくい」という声が保育士から上がっています。例えば、「よくできたね」とか「えらかったね!」とか褒めても、子ども達には意図・気持ちが伝わっていないケースが少なくないというのです。

A 人間は生まれてから一歳くらいまでの時期、赤ちゃんは人の顔やその動きを見て、表情を学びます。そのとき重要なのが、目・鼻・口の3点です。すべてが揃って、赤ちゃんは「これは顔だ」と理解するようになります。その後、数か月かけて笑ったり、怒ったりといった喜怒哀楽の顔の区別を学習していきます。専門家は、コロナ禍でマスク生活が続くなか、赤ちゃんが表情に触れる機会を増やしていくことが、極めて大切だと強調しています。

B 子ども達の成長は、日々刻々と進んで待ったなしです。家族などが積極的に表情や気持ちを伝え合う機会を作ることが求められています。また、就学前後の子ども達に有効な方法として、明和政子教授(京都大学)は感情を体で表現する方法を提案しています。嬉しかったら「やったー」、悲しかったら「悲しい」と、表情が見えない分、いつも以上にボディランゲージ(身振り手振り)を使って、コミュニケーションをすることも一つの工夫だといいます。

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この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ⇒2人ペア(相互に再現)
                                   
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間


  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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