進 化
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授業対象=中学生
実施=2022年2月実施予定


2022.2.18


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全体像


教材


@ 生物学からみると、「現在存在している生物は進化が作った」と言えます。勝手にぽっと現れたのではなく、進化の結果、今存在するさまざまな生物が出現しました。言い換えると、「変化して選択された」わけです。変化というのは専門用語で言うと「変異」です。遺伝情報が変わると、姿・形・性質が変わります。これが変化(変異)であり、進化です。

A 進化は「運がいいものが生き延びる」という法則があります。例えば、3億年前の古生代(恐竜の時代のさらに前)、羽を広げると70センチの肉食で強いトンボがいました。この大きなトンボはあっさり絶滅しました。どういうトンボが残ったかというと、例えば蜻蛉です。成虫になったら、数十時間しか生きられないつかの間の命です。あまりにも短いから、口すらないんです。つまり、たまたまその条件で生き残れるものが生き残れたわけです。

B 中生代の終わり、今から6,650万年前にユカタン半島に巨大隕石が落ちました。その結果、気候の変動が激しく起こって、恐竜が絶滅しました。恐竜だけではなく、中生代の生き物の約70%が絶滅しました。その中でたまたま生き残った一つが、われわれのご先祖「小さな哺乳類」です。たまたまの理由は隕石です。それまで地球を支配していた恐竜(大型の爬虫類)がいなくなったおかげで、哺乳類は当時の環境に適応し、いろんな場所で進化したのです。

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この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ⇒2人ペア(相互に再現)
                                   
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間


  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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