新型コロナ
ファクターX

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授業対象=中学生
実施=2022年1月実施予定


2022.1.6


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全体像


教材


@ 白血球の型「HLA-A24」を持つ人は、新型コロナウイルスに対する免疫細胞が、新型コロナウイルスの感染細胞も攻撃するという実験結果を昨年12月初め、理化学研究所のチームが発表しました。日本人初め東アジア人は、欧米に比べて新型コロナウイルスの感染者や死者が圧倒的に少ないことがデータ(下表)から判明しています。日本人特有の何らかの要因(ファクターX)があるのではないか? ということは、早い段階(2020年4月頃)から言われていました。

A 今回の発表によると、白血球の型HLAの一つ「HLA-A24」は日本人の約6割が持っていることが判明。過去に(6種類存在する)コロナウイルスに感染した経験がある人が(同じ仲間の)新型コロナに感染すると、体内で眠っていたキラーT細胞が速やかに増え、新型コロナウイルスを攻撃し排除しているとのこと。

B 白血球の型HLAにはさまざまな型がありますが、欧米人と東アジア人では違いがあることは以前から知られていました。ただ、今まではそれが新型コロナウイルスの重症化を予防するかどうかは分かっていませんでした。今回の研究の結果、白血球の型HLAの一つ「HLA-A24」の存在の有無が、東アジア人と欧米人との違いを生んでいることを裏付けました。

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新型コロナ:死者数
死者数
アメリカ 2,495
イタリア 2,274
イギリス 2,193
ロシア 2,080
フランス 1,898
世界平均 698
日本 145
韓国 111
中国 3
人口100万人あたり
 2022年1月1日現在



合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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