2022年度
国家予算

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授業対象=中学生
実施=2022年1月実施予定


2022.1.6


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全体像


教材


@ 政府は先月24日、2022年度の当初予算案を閣議決定しました。それによると、一般会計の歳出総額が107兆5964億円。2021年度の当初予算から0.9%(9867億円)増え、10年連続で過去最大を更新しました。予算の歳出が100兆円を超えるのは4年連続で、国内総生産(GDP=一年間で国民がもうけたお金の合計額)の約2割に当たる規模となっています。

A 歳出の内訳を見ると、予算の3分の1を占める「社会保障費」(年金・医療・介護・雇用・生活保護などの社会保障制度に係る支出)は1.2%増の約36兆円(34%)で、高齢化などにより過去最大となっています。続いて多いのが「国債費」(国債の利払い・返済などに充てる予算)で約23%。続いて「地方交付税」(国が都道府県・市町村の財源の偏りを調整するための予算)が約15%となっています。この他に、「公共事業費(工事)」「文教・化学振興費」「防衛費」「コロナ予備費」(5%〜6%)と続いています。

B 一方、歳入は税収を昨年度の予算より約8兆円多い、過去最高額の約65兆円としています。また、国債(国の借金)の発行額は約37兆円(歳入の3分の1)を占めています。これにより、国債残高(借金の合計額)は1,027兆円(=国民一人当たり約820万円)となる見込みです。ただ、国の予算は借金なしでは成立しないのが現状です。この国の借金を今後いかにして減らしていくかが、日本の大きな課題となっています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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