@ NTTは、誰もが持っている「魅力的な個性」の発見を助けるアプリケーション「MOTESSENSE」(モテエッセンス)を開発しました。話し方や表情などから、その人が持つ魅力「モテ因子」を発見するというものです。「他人と比較して個性的な点こそが魅力である」との考えから開発したアプリ(ワープロ・表計算など、特定の作業を行うプログラム)です。見た目や地位などによらない、魅力的な個性に関する因子「モテ因子」を、人工知能を活用して自動的に見つけ出すことを目的としています。
A 近年、社会では「多様性」を尊重する機運が高まってきています。こういう現状にあって、一人一人の魅力を客観的な情報を基に本人に知ってもらい、自分らしい生き方の実現を後押しします。利用者は「合コンで自己紹介する」などの設定で、複数の質問に答えます。カメラとマイクは、目の動きや瞬きの回数、沈黙の時間などをもとに判定していきます。外見は判断材料にはしません。
B 人工知能は「表現力」など5つの観点から魅力を分析します。例えば「表現力」では、平均的な人と比べて感情をよく伝えているとか、理性的に接しているとかを点数化します。その結果、魅力的な個性の要素を「モテ因子」として本人に伝えます。見た目が良いとか、身長が高いなどという基準ではなく、「個性」を自覚することが、次の時代の「モテ」には大事だと、NTTの担当者は話しています。