新:がん治療
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授業対象=中学校


2021.12.9


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全体像


教材


@ 京都大学研究チームは、iPS細胞から作り出した「免疫細胞」(有害物質やウイルスなどを攻撃する細胞)でがんを攻撃する治療法について、患者での治験を始めたと発表しました。治験とは、「病気に効果があり、人に使用しても安全と予測されるかを人で効果を試す」ことです。研究チームはiPS細胞から、がんを発見して攻撃する「NK(ナチュラルキラー)細胞」という免疫細胞を作り出しました。これを「卵巣がん患者」の患部に移植する手術を実施したとのことです。

A 人の体内では毎日、一日7千個以上のがん細胞が生じています。これらはすべて、NK細胞などの免疫細胞の攻撃で殺しています。が、免疫機能が弱まるとがんの発症につながります。卵巣がん患者は、国内で年間約1万人発生しています。このうち約20%の患者は、抗がん剤が効きにくいとされています。今回の治験は、こういう重症患者を救う目的で始められました。計画では健常者(健康な人)の血液から作ったiPS細胞を使ってNK細胞に変化させ、培養して大量に増やします。

B その際、患者自身からNK細胞を採取して培養・増殖し、体内に戻す治療法もありますが、十分な量を得るには時間も手間もかかります。この点、iPS細胞を使えば大量に増殖させることが可能で、多くの患者を十分な量のNK細胞で素早く治療できるというよさがあります。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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後半
10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)




課題は未定


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン

題材

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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