人工知能画家
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授業対象=中学生
実施=2021年9月実施予定


2021.10.19


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全体像


教材


@ 近年、人工知能(AI)による画像生成技術が発達し、独創的な絵が次々と誕生しています。なかには(五千万円など)高額で「AI絵画」を購入する人も増えてきています。例えば「ディープフェイク(人工知能にもとづく人物・風景画像合成の技術)画」です。AIは実在しない人物や風景を現実そっくりに描写できるので、一見してフェイク画像だと見分けられないほどです。こういう美術作品はAIが作成したとしても、同じように美術としての価値を見出す人も増えてきているのです。

A まるで「レンブラント」(光と影の明暗を明確にする技法を得意とした画家)が描いたような絵をAIが制作した事例もあります。レンブラントの作品をAIがたくさん学習し、レンブラント独自の光と影の入れ方だけでなく、作品の表面の質感まで見事に表現されています。このようにAIは元となるデータがあれば、それに基づいた作品を自動的に描くことができるのです。

B しかし、「AI画家」の登場によって人間の画家の仕事が奪われる、という自体は起こらないと考えられています。AIが発達すれば、逆に画家の仕事を手助けしてくれるようになると考えることもできます。例えば、AIが作成した絵から着想を得て自分独自の絵を描いたり、画家は枠線だけを描いて色付け作業はAIに任せるといったこともできます。このように、AIによって画家の仕事の可能性を広げたり効率化できるのではないでしょうか。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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