@ トヨタ自動車は8月2日、スポーツ用多目的車(SUV)「ランドクルーザー」の新型モデルの国内販売を始めました。いちばん大きな特長は、初めて「指紋認証機能」を搭載したことです。指紋認証機能の導入は、ランドクルーザーの盗難被害が多いことに対応したものです。車は「指紋認証センサー」を内蔵していますから、エンジン始動ボタンを指で押しても、あらかじめ登録しておいた指紋情報と合わないと、エンジンがかからない仕組みになっています。
A 新型トヨタ・ランドクルーザーは、「世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走りを実現する」という大きなテーマが掲げられています。ボンネットなどにアルミニウム素材を採用したことで、車両全体の重さを従来モデルより約200キロ軽くしました。ペットボトル飲料などを保冷できる大容量のクールボックスを全車に装備されています。
B もう一つの大きな特徴は、車内を快適な空気環境に整える「ナノイーX」が、全車に標準装備されていることです。運転席側吹き出し口から放出されるナノイーXは、ばい菌から水素を抜き取って殺しててしまいます。この「周りの物質から水素を抜き取る」ナノイーXの性質を利用し、花粉・カビ・雑菌を抑え、不快な匂いも除いてくれます。なお価格は510万〜800万円、中近東やロシアでは販売中ですが、今後はアジア各国にも売り出し、計130カ国で販売する計画です。