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授業対象=中学生
実施=2021年9月実施予定


2021.10.19


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全体像


教材


@ 月は、地球の4分の1ほどの大きさです。地球に大きな惑星(地球の大きさの3分の1)が衝突し、宇宙に飛び散った(惑星と地球の)破片が寄り集まって月が生まれました。その月は、誕生してから毎年4センチずつ地球から遠ざかっています。月が遠ざかるにつれて地球の自転は遅くなり、一日の時間も長くなってきています。現在、月と地球の距離は約38万キロ。月が誕生した頃の約2万キロの時代は、一日の長さが約4時間ほどでした。

A 月の引力は地球の自転軸の傾きを23度に保ち続けています。軸の傾きが1度でも変化すると、地球では気候の大変動が起きます。月は地球の気候の調節装置のような役割を担い続けているのです。一説によると地軸がわずかに傾いたために、草原地帯だった「サハラ」(アフリカ北部)が砂漠化したと言われています。地軸が大きく傾くとエジプトが雪に埋もれたり、南極が砂漠化したりするなど、今では想像もできない気候変動が起こるとされています。

B 月がこのまま遠ざかって引力が及ばなくなってしまうと、今度は地球は超高速で自転を始めます。一日の長さは約8時間となり、時速数百キロの強風が吹き荒れます。地軸は不安定にぐらぐら揺れ動き、世界中が激しい気象変動に見舞われます。人類はとても生きていけなくなります。まさに月は、地球(人類)にとって無くてはならない貴重な存在なのです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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