伊藤美誠
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授業対象=中学生
実施=2021年9月実施予定


2021.10.19


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全体像


教材


@ 日本女子のエース伊藤美誠選手の強さの秘密は、一体どこにあるのでしょうか? 伊藤条太氏(卓球コラムニスト)が、伊藤選手の“凄み”を次のように語っています。

A 伊藤選手はサーブやスマッシュなど全面的に優れた技術を持っていますが、強さの秘密は「バックハンドによる回転をかけないフラット強打」です。しかも伊藤選手はバック面に、突起が表面に出ていて回転のかかりにくい「表ソフトラバー」を貼っているため、伊藤選手のフラット強打は、極端に回転の少ない回転強打なのです。これが相手を戸惑わせて返球を甘くさせ、伊藤選手はそれをフォアハンドスマッシュで狙い打つのです。

B レベルの高い卓球の試合では、低い軌道での勝負が一般的です。打点が低いほど、直線的な軌道で相手のコートに入れることは難しいため、球にドライブをかけて軌道を山なりにするのが常識です。ところが、伊藤選手の無回転強打はドライブを使いません。直線的な軌道です。しかも伊藤選手は相手に時間を与えないために、ボールが弾んですぐの低い打点でそれを行います。少しでも下にズレればネットミス、上にズレればオーバーミスとなるため、針の穴を通すようなコントロールが要求されます。しかし、伊藤選手はこれを武器にしているのです。これが、伊藤選手のすごみの秘密です。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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