海軍特別攻撃隊
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授業対象=中学生
実施=2021年9月実施予定


2021.10.19


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全体像


教材


@ 1941年(昭和16年)12月8日、日本軍の真珠湾攻撃を皮切りに「太平洋戦争」が始まりました。当初は戦果を挙げていた日本軍も、1944年(終戦の前年)6月、マリアナ沖海戦で400機に及ぶ戦闘機と優秀な搭乗員(パイロット)を失い、大敗北を喫しました。これを機に戦闘機の激減、ベテランパイロット戦死による戦闘機の操縦技術低下が大問題になりました。そこで、大きな戦果をあげるためには「体当たり攻撃」(特攻)しかないという声が、指令部の中で上がり始めていました。

A 戦況悪化の中で、起死回生を狙って正式な戦術として「特攻」(特別攻撃隊)が始まったのは 昭和19年10月、フィリピン・レイテ沖海戦です。海軍航空艦隊の志願者24人が「神風特別攻撃隊」に編成され、爆弾を抱いて敵艦へ体当たり攻撃を仕掛けました。これを皮切りに特攻作戦が常態化(当たり前に行われる)し、終戦までに6,418人が戦死したとされています。

B 特攻には、優秀な20歳前後の若者たちが十分な訓練を受けないまま出撃し、標的や目的地に到達する前にその多くが命を落としました。一方で、沖縄戦における米軍側の艦船での戦死者は5,000人近くにのぼりますが、そのほとんどが戦闘機による特攻によるものでした。「特攻」は、生き残った搭乗員、特攻兵器の製造に携わった人々にまで、深い心の傷を残しました。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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