デジタル通貨
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授業対象=中学生
実施=2021年9月実施予定


2021.10.19


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全体像


教材


@ デジタル通貨(紙幣と硬貨)とは、分かりやすく言うと「デジタルデータ(コンピュータで扱えるデータ)に置き換えられたお金」です。現金ではない「電子マネー」や「仮想通貨」と呼ばれているモノは、すべてデジタル通貨にあてはまります。2018年、政府が発表した「キャッシュレス・ビジョン(お金を使わない未来像)」では、「2027年までにキャッシュレス決済比率を4割程度を目指す」(=お金を扱わないやり取りを半分近くに減らす)と書かれています。そこで、日本銀行は2021年4月、デジタル通貨の実証実験(試しにやってみること)を始めました。「デジタル円」が発行されれば、私たちは紙幣(お札)や硬貨を全く使わなくなるかもしれません。

A 電子マネーは「円」をデジタルで記録し、現金の代わりに使用するデジタル通貨のことです。前もって現金をチャージ(入金)しておく「プリペイド」(前払い)が基本になりますが、クレジットカードを使った「ポストペイ」(後払い)といった支払いもできます。

B 電子マネーは、一枚のカードがあれば電車やバスの乗車・コンビニ・スーパー・飲食店・自動販売機などで利用できます。また、支払いが短時間にできる、支払った金額のポイントが貯められる(=少し安くなる)、現金の受け渡しが必要ない、小銭(1円玉や百円玉など)を持ち歩かずに済む、などの長所があります。一方、国としても、お金(お札や硬貨)を印刷・製造・発行する必要なくなります。偽札犯罪も起きなくなります。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)

  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)

  5分……図式を見ながら文章化

  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



課題は・・・・・


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン
10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)



  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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